
近年、顔や手などの直接紫外線を浴びることの多い部分の肌の老化は、加齢よりも紫外線による影響が多いことがわかってきました。 これらの光老化は加齢による老化とは違い、適切に紫外線対策を行うことで防ぐことができます。
今からでも遅くはありません。紫外線についてよく知り、今日からしっかり紫外線対策を始めましょう。
紫外線には骨を作るために必要なビタミンDの生成を助ける働きがあるため、かつては日光浴が勧められ、
子どもは真っ黒になるまで元気に外で遊ぶほうが良いとされていました。
しかし、最近では特に栄養状態が悪くならない限り、特別に日光浴をしなくてもビタミンDが不足することないことがわかっています。
ここでは紫外線の種類とその影響についてご紹介します。 紫外線についてよく知り、今日からしっかり紫外線対策を始めましょう。
太陽の光線に含まれる紫外線は「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3つに分けられます。 UV-Cはオゾン層などにさえぎられて地表には届きません。UV-A、UV-Bは長時間大量に浴びることで肌に悪影響を及ぼします。
紫外線の分類はその波長の長さによって分けられます。 UV-Aは波長が長く、肌の奥まで到達し、じわじわと肌にダメージを与えます。
UV-BはUV-Aに比べて波長が短く、UV-Aのように真皮にまで直接届くことはありません。 しかしその半面UV-Bはエネルギーが強く、皮膚の表面にダメージを与えます。
紫外線の量は地域や季節によって変わります。
紫外線の多い時期はしっかりと紫外線対策を行うことが大切になります。
紫外線の一番多い時期は4月〜9月にかけてです。この間に年間の紫外線量の約70〜80%が降り注いでいます。
時間帯としては午前10時〜午後2時の間が最も多くなります。また、南へ行く程紫外線は多くなります。
SPF値とはUV-Bを防ぐ指標です。SPF10、20、30、…50、…100と数値も様々ですが、数値の高いものほどUV-Bをカットします。
PA値は三段階(PA+、PA++、PA+++)で表示されています。+が多いもの程UV-Aを防ぐ効果が高くなります。
使用するシーンは図の通りです。日常生活内であればSPF値やPA値の高いものを選ぶ必要性はありません。 シーンに合わせた日焼け止めクリームを選ぶようにしましょう。 また、長時間の外出時などは汗をかいたりそれを拭いたりすることによって日焼け止めクリームが落ちてしまいます。できるだけ2〜3時間おきに塗り直しましょう。
肌の新陳代謝は通常28日の周期で行われており、古いものがはがれ落ちて新しいものへ生まれ変わります。
紫外線を浴びて肌がメラニン色素で黒くなっても、この肌の新陳代謝のサイクルがスムーズに行われていれば、
黒い部分も肌の外へはがれ落ちてシミになることはありません。
しかし、この生まれ変わりのサイクルが不規則になるとメラニンは除去されないまま肌に残り、そのままシミになってしまいます。
大切なことはこの肌のサイクルを正常に保っておくことです。
紫外線対策と共に、肌にいい栄養成分を摂取しましょう。
ビタミンAには皮膚を正常に保つ働きがあります。
紫外線を浴びると活性酸素が発生しますが、この活性酸素は体の酸化を進め、細胞の働きを弱めます。
ビタミンAにはこの活性酸素から体を守る働きがあります。 緑黄色野菜などに含まれるβ-カロテンもビタミンAの一種です。
β-カロテンは油脂分と一緒に摂ることで吸収率がアップします。
にんじんやほうれん草などの緑黄色野菜は油で炒めたり、サラダで食べる場合はドレッシングをかけたりと食べ方を工夫しましょう。
ビタミンCは肌の張りを保っているコラーゲンの生成に不可欠な栄養素です。さらにシミの素となるメラニン色素の生成を防ぐ働きがあります。
ビタミンCは水に溶けやすく熱に弱い性質があるため、ビタミンCを多く含む食品はできるだけ生で摂るようにしましょう。
加熱が必要な場合は手早く調理して、ビタミンCが壊れるのをできるだけ少なくしましょう。
ビタミンEには紫外線に対する抵抗力を上げる特性があるため、シミやそばかすには効果的です。
また、ビタミンCやカロテンの酸化を防ぐため、一緒に摂ると相乗効果で抗酸化力がアップします。
ビタミンAと同じく脂溶性のビタミンなので、油で炒めたりと脂質と一緒に摂る工夫をして上手に摂取しましょう。